30歳のころ、なにをやっていたか?
大学卒業後入社した会社で就職情報事業の営業課長をしてました。1988年ですから、ちょうど平成バブル真っ最中、どの企業も人材獲得に躍起になり高額予算をつぎ込んでくれる良い時代でした。
「他社がやっていないような企画を持ってきてくれ、金はいくらでも出す」こんな感じでした。企業は図書券などのプレゼント付きで学生を集め、内定者を海外旅行に連れて行って拘束まですることも。
まさか、このバブルが崩壊するとはだれも考えず、浮かれてました。
会社組織も大きくなり数年後には部長職になりましたが、アッと言う間にバブルの終焉を迎え事業も縮小、営業の最前線から外れました。この経緯から、「ビジネスには山もあれば谷もある。現状にうかれたり沈んだりせず、常に自分の最善を尽くすことが大切である」と身を持って知りました。
自分の40代以降の働く上での考え方、スタンスは、この30代前半までに固まった気がします。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長