地方の学生の就活への動き出しが遅いと感じています。首都圏と地方で、就活に対する意識が違う可能性はあるでしょうか?
例年地方学生の方が動き出しは鈍いです。就活に対する意識の違いというよりは、まわりの学生のペースが違うということでしょう。地方の場合は、インターンシップ実施企業の数も首都圏よりは少なく、いざ首都圏まで出て参加しようとしても交通費や宿泊代など負担が重いのです。こうしたことから早期からインターンシップに参加する比率が低いですし、会社説明会開始以降も同様です。加えて、地方の大学に通う学生の中でも特に地元出身は、地元企業や公務員志向が強く、首都圏の学生ほど早めに動きません。
こうした動き出しの遅い地方の学生の中にも優秀な人材は沢山います。
面接慣れした首都圏学生とまだ面接経験の少ない地方学生を同時期に選考する場合は、そうした点も考慮して採用側も対応する必要があります。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長