コラム

続・人事部長からの質問

2017/11/24Q.2308

高校生の面接をしていると、出てくるエピソードが似通っているため全員同じような評価となり、最終判断に毎度悩んでおります。経験の差が大学生や社会人より小さいのだと思いますが、どういう工夫ができるでしょうか。

一般的に高校生は、生活圏が小さく学業、クラブ活動中心で、アルバイト経験も少ないでしょう。苦労した経験を聞いても、中学受験、高校受験を挙げる人がほとんどでどのエピソードも似通っています。大学生のように苦労や努力した経験からリーダーシップやヴァイタリティを確認しようとしてもむずかしい場合が多いです。むしろ入社後の仕事環境に慣れてくれそうかを、日頃のクラブ活動や趣味、休日の過ごし方、友人関係などから人当たりや協議性を確認する質問を中心にしてはいかがですか。
経験の内容の差ではなく、適性検査の結果を参考資料にしたうえで、面接で自分のことを素直に伝えることができているか話し方や表情などをみる、こちらの質問内容を理解して答えているかという基本を押さえれば良いと思います。
なお、高校受験の面接の時によく聞かれる質問が「君の将来の夢は?」だそうです。評価とは別ですが、それを踏まえて私だったら最後にこんな質問をしてみたいです。
当社に入社して仕事をすることになりますが、中学、高校時代に描いていた君の夢に一歩近づくことになりますか?いかがですか?

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

質問をする

おすすめのタグから探す

メールマガジン登録

日本エス・エイチ・エルのメールマガジンではタレントマネジメント・人材採用に関する様々な情報を発信しております。

メールマガジンに登録する

組織人事や採用の問題解決は
日本エス・エイチ・エルに
ご相談ください

サービスをもっと知りたい方

資料ダウンロード

サービスの導入を検討している方

お問い合わせ