コラム

続・人事部長からの質問

2018/05/24Q.2426

学生と面接をしていると痛感するのですが、「話を聞きながら、自分の言うことを整理する」作業がとても苦手です。どうすれば能力開発できますか。

私もパネルディスカッションの進行役をやると同じことを感じます。話を聞きながら、どこを掘り下げるか、誰に発言を促すか、残り時間と残りの話題、会場から続々と送信される質問の要約、どの質問を採択し、誰に答えてもらうか、会場の反応は、音響は、空調は、映写スライドは、と考えているうちに、パネリストが何を話しているかさっぱりわからなくなってしまいます。

さて、トレーニングについて。要素に分けて行います。まずは話を聞き理解すること。要約の訓練です。テレビでもネットでも構いませんので、スピーチやプレゼンテーションを聞きながら、要点を箇条書きにします。仕事中に訓練する場合は、ミーティングの記録係を引き受け、記録内容について参加者からフィードバックをもらいます。

次は言いたいことを整理する。実は既に申し上げている要約の訓練で言いたいことを整理できるようになります。やっていただきたいことは、面接前に自分の言うこと(質問したいこと)を整理しておくという準備です。準備しておけば、面接中に言うことを整理する必要がありませんので、相手の話に集中でき、理解と関心を持って対話を掘り下げていくことができます。

それでも聞くと話すを両立できないとあらば、2名の面接官で役割分担させて欲しいと採用チームに希望を出してください。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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