コラム

続・人事部長からの質問

2018/06/08Q.2437

弊社は3つの会社が合併してできた会社です。
そのため社員の雰囲気もそれぞれ異なっています。これから新卒採用や社内人事制度を整えるにあたり、社員のデータを取りたいと思っておりますが、結局3タイプ出てきてしまい統一の基準が作れないのではと懸念しております。合併して様々なタイプの社員がいる会社でも有効なデータの収集方法はありますでしょうか。そもそも統一の基準を作ること自体難しいのでしょうか。

3つの会社が合併する意義、狙いが必ずあると思います。マーケットのシェア拡大のため、お互いが事業を補完し合う関係を強化するため、親会社、グループ会社の意向による合併などいろいろあると思います。

3社だから別々の3タイプがあると考えるのではなく、それぞれの強みを生かすのであれば、各社の様々なタイプを生かしていくことこそがダイバーシティにつながるはずです。

まずは、3つの会社それぞれ優秀な人材として評価されている人材のアセスメントを行い、結果を分析しそれぞれの会社の優秀人材像を把握して下さい。そのうえで、合併後に期待される人材像を新たな経営層(トップ)にヒアリングしてまとめていってはいかがでしょうか。各社の10年目社員、20年目社員といった職歴で対象をかえてアセスメントを実施するのも良いと思います。

合併後の人事制度の統一や人材配置への配慮など融合後もしばらくは制度改革が優先になると思いますが、新卒採用は、新会社の採用と割り切って、採用要件を新たに作っていけるはずです。新卒採用スタッフも、旧社の人事からの合同メンバーではなく、新しい社員像を作り上げることのできるスタッフを選んで下さい。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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