面接官の質問力を測定する方法を教えて下さい。
一般的な「質問力」と面接における「質問力」は少々異なるのではないでしょうか。一般的には、頭の回転の速さや経験に裏打ちされた情報量などが関係すると思いますが、面接における質問は、あくまで採用基準に達しているかどうかの確認作業です。
確認してもらいたい事項(能力・行動特性)を3点ほど示し、実際に(模擬)面接をしてもらってはいかがでしょう。その面接を映像で撮り、後から専門のアセッサーに論評してもらえば、質問する力のレベルが測れます。面接官が的確な質問と思っていても、被面接者から意図を汲んだ回答が出てこなかったり、同じような質問、連鎖的な質問ばかりに終始してしまい、しっかり確認できていないなど、本人が気付かなかった欠点がわかります。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長