優秀者なプレーヤーが優秀なマネージャになるとは限らないが、プレーヤーで成果が出ていない社員をマネージャにはできない。どう考えたら良いか?
原則としてプレーヤーとして一定の活躍をした人がマネージャになるべきです。そのほうがマネージャとして必要な現場への支援能力や効率的な人の配置などを改めて学ぶ必要が無いからです。周囲も納得できるでしょう。その選抜に関してはプレーヤーとして成果を出していてマネジメント能力を持っている、もしくはそのポテンシャルがあるということが必要となります。この点をおろそかにしてはいけません。
次にプレーヤーとして成果が出ていない社員をマネージャにする場合です。
これは入社時から幹部候補として育てた人だけが対象になります。つまり限定的にありです。
古くは阪急ブレーブスの故上田監督などが当たると思います。また、全く選手経験がなく代表のコーチになっていた小野剛などのケースもあります。
日本の警察もキャリアは警部補から入り交番勤務がありません。入った時からマネージャということです。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役