最近話題のオヤカク。親すら説得できない学生には魅力を感じませんが、内定辞退率は年々上がる一方です。今後、オヤカクは必要という流れになっていくのでしょうか。
親の反対という理由で辞退した人の比率が高まっているのであればオヤカクも必要でしょう。親の影響を受ける人達が増加しているというのであれば、消極的なオヤカクではなく、親を自社のファンにして親が子供に入社を勧めるよう策を打ってみてはいかがでしょう。オヤカクならぬオヤオシ(親推)。親を対象にした説明会や就職勉強会の実施、会社案内、手紙、自社製品の送付、旅行会社との共催で親のシューカツ体験旅行、百貨店やアパレルとの共催によるシューカツアパレルの優待販売会、親のインターンシップ、株主総会のオンライン視聴、社長との食事会等、この分野に力を入れている企業はほとんどありませんので何をやっても話題を集めること間違いありません。
効果検証のために通常のプロセスで内定者集団の辞退率とオヤオシ・オヤカク施策を行った内定者集団の辞退率を数年間比較してみてください。投資価値ありと判断出来たら全面的に解禁です。オヤオシブームのトップランナーになってください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員