コラム

続・人事部長からの質問

2019/06/14Q.2682

新卒採用で貴社のテストを利用しております。
導入前に、新卒採用の内定者にテストを受けさせ、数百名のデータを元に退職者分析を行いました。当時作成した基準を元に、スクリーニングをしています。「退職リスク者」を省いて採用していますが、(多少人数は減ったものの)依然として数多く退職者がいます。更に退職者を減らす為に、採用時のどのような取り組みが考えられますか。

多少なりとも退職者が減っている点を考えれば採用時にリスクを減らす効果があったと思います。ただあくまでリスクの減少であって限りなくゼロに近づけることは難しいかもしれません。

退職リスクが小さい人でも入社後に何らかの要因で退職してしまう人も出ます。そうした要因をさぐるためにもできるだけ退職者から退職理由をヒアリングできることが望ましいです。それが無理な場合は、退職以前の日々の面談機会で仕事に対するモチベーションが下がっているなどの兆候がなかったか、その理由をうかがわせる言動はなかったかなどの情報収集が必要です。あまりにパワハラ要素が強い上司のもとで嫌気がさした、チーム一体の雰囲気が強すぎて弾かれてしまったなどのケースもあります。

採用時に完璧にチェックしようとするのではなく、本人のパーソナリティを生かした配属の工夫も検討して下さい。退職に至る前に会社として組織としてフォローできる体制を作ることも必要です。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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