ダイバーシティ推進に活用できるアセスメントの事例があればご教授ください。
ダイバーシティ推進を目的としたアセスメントの使い方はふたつあります。ひとつめは、ポジティブアクションのためのフィードバックツールとして。ふたつめは、ダイバーシティを阻むリーダーを発見するためのアセスメントツールとして。
ひとつめのケースは女性活躍推進の取り組みとして多くの企業で行われています。女性のマネジャー候補者に対してアセスメントを実施して、結果をフィードバックし、マネジャーになることの不安を解消し、マネジャーとして活躍するための自信を持ってもらいます。研修の一部として実施する企業が多いです。
ふたつめは私が推奨する使い方です。ダイバーシティ・インクルージョンを阻む意識を持っているマネジャーをアセスメントによりあぶり出し、そのグループに対して徹底的なインクルーシブ教育を施すという施策です。アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に気付いてもらい、ダイバーシティを業績の向上につなげられるリーダーに成長してもらいましょう。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。