業務でミスが発生するたびに、さまざまなルールが生み出されて煩雑な手続きが増える一方です。どうにかなりませんか。
ありがちです。
ミスを防ぐためにチェックリストを整備します。チェック項目がひたすら増えていきます。愚策と言えるでしょう。
仮に危険な作業であるガソリンスタンドの給油にチェックリストが100項目もあったら効率が悪くて仕方ありません。しかし実際は警告や張り紙だけでセルフスタンドは成立しています。(常に監視している人はいます)
チェックリストは、チェックリストをコンプするためのものではなくミスを防ぐための物です。
チェックが複雑になりミスが増えれば本末転倒。
不要なチェックリストはどんどん減らし、必要な物だけにします。さらに言えば一人一人固有のチェックリストを持つのが究極の形となります。
ミスは同じ人が同じパターンで発生させます。そのパターンは人によって異なります。それを防ぐためだけにチェックリストは有ればよいのです。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役