上司がリスクを全くとらない人で不安です。(逆も不安ですが)会社がつぶれかけても自分の仕事だけ守っているような雰囲気を出していてスタッフが次々辞めていってしまいます。どういう立ち回りをすれば環境を変化させられるでしょうか?
上司とお書きですが、どの層なのでしょうか。課長?部長?もっと上?
課長職はいわゆる中間管理職で下からの突き上げ、上からの圧力でどうしても保守的になりがちです。ご自分の考えで行動するというより上からの指示待ち傾向があり、会社がどうこうとまで考えがいきません。ただ部長以上でしたら、もう少し経営者目線が必要になりますし、そもそも会社がなくなればそのポジションにもいられませんから意識は違うはずです。
ご質問者が考える「リスク」の内容はどのようなものでしょう。新たな商品サービスの開発、新市場への挑戦、販売手法の変革、組織運営の改革、こうしたものは本来上層部が決定する事項ですが、現場から意見や提案を出すことも必要です。ぜひご自身のいろいろな意見、提案を具体的なものにして同僚や上司に示してください。自己申告や賞与評価の際の面談のときでも結構です。積極的に動きましょう。仲間内で愚痴っているような状況では、変わりません。会社に「新プロジェクトアイデア発表会」を制度として求めるのはいかがでしょう。いずれにせよ、自分の保身のことしか考えない上司などいないものとして考えたほうがよろしいです。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長