営業社員がタブレット端末をもって業務を行うことになりました。タブレットに格納する資料など会社として線引き必要でしょうか。個人情報などは当然NGですが、営業用の商材説明資料などは紙で持ち歩くよりタブレット格納の方が問題は起きにくいと思うのですが一部反対の声もあります。
紙でも出せない情報を持ち歩くようなことさえしなければ線引きはいらないと思います。
タブレットによる情報の格納のメリットはもちろんありますが、それだけで終わってしまうような紙を持ち歩いた方が楽かもしれませんね。紙ならその場で渡してメモをしてもらうこともできます。
飛行機の整備をする人がマニュアルやチェックリストをタブレットで持ち歩き、作業の動画やチェック手法の動画をその場で見るようなシステムを見ると「これはタブレットならでは」と感心しますが、資料を入れて持ち歩いているだけの人を見ると使う人によってこれほど差が出るのかと嫌でも痛感します。
使う側の発想力が紙と大差のないものにしてしまう。
反対の声が上がるのも利用価値がないと思われているからです。ずば抜けた利用法があれば反対すらさせないでしょう。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役