コラム

続・人事部長からの質問

2020/04/01Q.2875

仕事とプライベート、あえていうならどちらが大事だと思いますか?

あえていうなら両方でしょう。通常は収入がなければ生活していけません。生活が維持できない状況でプライベートの充実はありえません。
最近は就職の際に「ワークライフバランス」を企業選択のポイントにしていますという学生も多くなりましたが、その会社で仕事をしてもいないのに、どのような意味で使っているのかよくわかりません。単純に1日24時間を過ごす時間を言っているのでしょうか。仕事で8時間勤務する以外の時間は、自分の好きなことに使いたいという意味でしょうか。好きなことをやるために就社にはこだわらずフリーター、フリーランスで働くことがワークライフバランスなのでしょうか。上司部下の上下関係や忖度、残業時間の有無がポイントなのでしょうか。

40年以上会社人間として働いてきた「昭和型」人間からすると、仕事をする以上、一生懸命学び努力しなければならない時期が必ずあると感じます。石の上にも3年、何があっても耐えろとまではいいませんが、将来の自分の成長のために時間を費やしてでも今こそやるべきと感じることがあるはずです。こうした時期には、当然プライベートの時間は少なくなるかもしれません。昇進昇格や新しいプロジェクトで責任ある立場になったというような場合でしょうか。
あるいは、家庭を持つ、養う家族が増える、地域社会でのコミュニティの中で自分の果たすべき役割が増えてきた、こういう時期は仕事をこなしつつプライべートの時間に比重を上げて過ごすことになるでしょう。

1日、1年単位で時間を均等に割るのではなく、長い人生のなかで仕事とプライベートのバランスを考えていこうということです。
もちろん自分のことを犠牲にしてまで仕事に没頭しろということではありません。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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