時短勤務の社員がいるのですが、退社後も電話やメールが来るので自宅でも仕事をしているものと思われます。就業時間内で仕事を終えられるよう業務量を調整したいのですが、他の社員もいっぱいいっぱいで仕事を割り振ることができません。どうするべきかアドバイスを頂けますでしょうか。
こうした退社後のサービス残業につながるケースは、時短勤務社員に限ったことではありません。定時勤務社員でも、退社後に仕事に関係したメールに目を通す人もいるでしょうし、判断を仰ぎたいということで部下から緊急電話が入る場合もあります。そうした対応をすべて否定するものではありませんが、時短勤務を申請しているということは、育児や介護等の理由があってのはずです。会社として時短勤務を認めている以上、退社後にまで仕事に関係する業務対応をすることを日常的に認めてはいけません。
ご本人には就業時間内で効率よく業務を終えてもらう。業務量があふれるなら他の社員をあてるべきで、それができないなら臨時社員を採用して対応するしかありません。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長