修羅場を乗り越えられる人とそうでない人、違いは何でしょうか。
修羅という言葉を聞くと「修羅の群れ」「修羅の門」というように任侠の世界や格闘技の世界の物語を想像します。まさに血と血で洗う抗争の場、それが修羅場のイメージです。
仕事が忙しくて食事をする暇もない、寝る時間も取れない程度では修羅場とは言いません。男女の恋愛のもつれも修羅場といいますが、これも違うような気が。
ひと昔まえの相場の世界も生き馬の眼を抜く修羅場だったと聞きます。稀代の相場師の伝説はいまも聞きますが、どのような人たちだったのでしょうか。
あくまでイメージですが、もはや失うものがないと開き直った人、逆に自分が負けることなど想像できない絶対的な自信家、あるいはすべてを見通す力と胆力も備えた豪傑、こうした人が修羅場を乗り越えることができるのでは。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長