新入社員の育成方針の決定やストレス面を事前に把握するため、新入社員の適性検査結果を配属先の上司に配布しようと考えております。結果の読み解き方は人事部から講習をしようと考えていますが、その後のテスト活用は各上司の裁量に任せようと考えております。上記の点に関して、注意すべき点はございますか?
上司の裁量に任せるのは必然です。十分なトレーニングをしても実践できる人とできない人に分かれるのでまずはそれを見極めていく必要があります。誰も使わず効果が見られなければ止めてもよいでしょう。
注意点として、抽象的になりますが「まじめな人」は定量化された結果を鵜呑みにしてしまう傾向があり目の前の人と矛盾した際に結果を優先して考えてしまいます。
思考の癖です。
足の速い人=盗塁が得意
という考え方です。必ずしもそうではない。
「参考」に使うという部分を線引きしておいて、まずは目の前の人を十分観察をしてそこでもし見えないところ顕在化していないところが結果を使うというようにしておけばよいと思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役