コラム

続・人事部長からの質問

2020/11/30Q.3037

マネジメント層への処遇の見直しが進むと思いますか?個人的には見直しが進まないと、誰もやりたがらないと思ってしまうのですが。

処遇に対してはなんとも言えませんが、ジョブ型やテレワークが進むと中間のマネジメントの負担は減ります。
Google社が大半の中間管理職を廃しているのも成果に対する会社と個人の契約であり、中間層はここのマネジメントをする必要がなくなるためです(むしろ意思決定のマイナスに働くという考えの方が主流)。

ではどこの層に負担がかかるかと言えば、日本で言えばかなり上位のマネジメント層になります。
かれらは個人との契約を予算の範疇行い、常に優れた人間のリクルーティングに力を注ぎ、文化や宗教上の理由などから来るような組織の衝突を押さえ組織のパフォーマンスを支えて成果をださなくてはなりません。

日本ももしジョブ型やテレワークが主流になれば中間層管理職は不要となるでしょう。そんな人間が何百人居ても企業にとっては負債であり、優秀な個人に対して高い報酬を与える制度に変わるからです。現状の体制のままジョブ型に移行しても役に立たない中間層が溢れ失敗に終わると思います。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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