論理的判断を求められる状況で適切な対処ができかどうか、オンライン選考でコスパよく見極められる手法があればご教示ください。
オンライン選考となると手法は限られます。
オンライン面接で応募者のインテリジェンスを確認して、揺さぶる質問をしながら確認する方法がありますが、これは同時に状況適応力とも関連するので面接官の技量がかなり必要になります。
プレゼンテーションでは課題設定が難しく、複数人でアクティブラーニングの方法で見ていくのも課題が難しい。
結論はオンライン選考で論理的判断をコスパよく見抜くのは難しいです。
新卒採用でそれほど必要な能力でもありませんし、どうしても必要であればインターンシップの行動などで見極めていけば十分だと思います。行動できなきゃ意味ありませんし、適切かどうかも現場(業務)で見極める方が理にかなっています。
自分はどちらかと言えば論理的な判断を好みますが、それが正しい判断になっているとは思っていません。例えば迷路の解法として右か左の壁に沿っていく方法がありますが、それは最短でも無ければ楽しむはずの迷路を作業に変えてしまいます。全部直感という判断でも困りますが、判断(行動)の優劣というものは評価が単純ではないと思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役