コラム

続・人事部長からの質問

2021/08/19Q.3210

アセスメントを使って科学的な人事を行いたいが、上層部はやり方を変えようとしません。どのように説得したらよいでしょうか?

ご質問には、「上層部は面接で自社っぽいと判断した人を採用したり、色々な部署を経験させて育てるといって脈絡のない配置をしたりと主観的な採用育成に満足しています。」 とも書かれておりました。
上層部の方々に現状維持バイアスが働いています。現状維持バイアスとは、例え良いことであったとしても未経験やよく知らないことよりも、よく知っている慣れ親しんだことを変えたくないという感情が沸き上がってしまうバイアスのことです。
このままのやり方では、取り返しのつかないことになると客観的なデータを示し、丹念に説明してください。繰り返し同じことを言い続けてください。併せて、アセスメントを用いた時のデメリットを、それも最悪の場合の弊害を伝えてください。今のやり方を続けていくことの問題と新しいやり方の問題を比較してもらい、アセスメントを用いた科学的人事を行うことが、どのような事態になったとしても今より良くなることを訴えましょう。
ご質問者様の意欲が続く限り頑張ってください。どこかの段階で上層部に受け入れられるか、この会社にいるべきではないと確信するはずです。それまで頑張りましょう。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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