日本のビジネスの服装は、もっとカジュアルにならないのでしょうか。
もっとカジュアルにということは、いっそ私服でいいのではということでしょうか。
昭和世代のものとしては、これ以上のカジュアル化が必要だとは思えません。クールビスやコロナ禍のテレワークによりかなりカジュアルになってきていると思います。
ビジネススタイルに着替えることで仕事に向かうという仕事スイッチが入る方なので、ポロシャツ、チノパンあるいは、Tシャツ、Gパンで顧客のオフィスにお邪魔するというのが想像できません。
それにカジュアル化といっても自分で毎日の服装を考えるのもオジサンたちは不得意です。
紺かグレーを基調にしたスーツ姿の服装の方が楽です。
どんな服装かと仕事の成果は関係ないということもわかりますが、対顧客あるいは競合を押しのけての戦いの場ということを考えるとビジネスマナーとして一定のラインがあった方がビジネスがうまくまわるような気がします。
昔は、背広代も高いものでしたし、Yシャツも形態安定機能などなくクリーニングに出さないとよれよれになるものが多く、ビジネススタイルを保つにはそれなりにお金がかかったものです。
1万円以下で着心地が良いビジネススーツさえある現代は、お金の面では恵まれていると思います。いかがでしょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長