後輩の指導育成が上手かどうかを適性検査で確認する方法はありますか?
適性検査は職務や役割に対する適性を把握するためのツールです。後輩の指導育成に向いているかどうかを予測することは可能ですが、上手にできているかどうかを確認するためには使うことができません。後輩の指導役をやっている人が上手にできているかどうかを評価するツールとしては360度評価をお薦めします。
適性把握の観点から申し上げると、後輩の指導育成という役割を遂行する上で求められる人材要件を定義することからスタートです。人材要件定義の一般的な方法は、データ分析とインタビューです。現職の指導育成担当複数名に適性検査を実施して、適性検査の各因子得点と職務評価点との相関分析を行い、指導育成担当の評価に影響を与えている人材要件を見つけ出します。また、現職の指導育成担当とその評価者である上司、加えて人事戦略の責任者に対してインタビューを行い、指導育成担当に求められる人材要件を聞き取ります。これらの情報を統合して、人材要件を定義し、その要件に基づき適性検査を使って適性予測を行います。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員