雑談をすることが苦手です。雑談力を身につけるにはどうすればよいでしょうか。
挨拶をして、天気について話すというのが雑談の定番です。ですが、お天気だけでは雑談になりません。雑談の秘訣はちょっとした自己開示にあります。雑談が苦手な方は自己開示が苦手なのです。
自己開示とは自分について開示することです。すれ違いの立ち話で自分の話を延々と聞かされたらうんざりしますが、ちょっとした自己開示は相手の自己開示を促し、雑談の開始スイッチとなります。
例えば、「今日は空気が乾燥していますね。この時期は静電気でエレベーターのボタンを押すが怖いです。」「本当に乾燥していますね。私は喉の調子がよくないです。」「おすすめののど飴ありますか?」「マヌカハニーがおすすめです。」「高いですよね。いくらぐらいします?」というような感じで展開します。
自己開示と言っても一言感想を述べるだけです。雑談相手と共有できる何かについてちょっとした感想を言うという自己開示が雑談の第一歩です。その後の展開は相手の言葉に対して質問したり、さらに自己開示したりを続け、最後に何の話をしていたかわからなくなるというのが雑談の理想です。
まずはちょっとした自己開示から練習してください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員