育成上手な上司と、業績を上げられる上司、分析をすると異なるタイプであることが分かりました。
育成上手な上司に業績を上げられるよう育成するのがよいでしょうか?
業績を上げられる上司に部下育成の能力開発を促すべきでしょうか?
「業績を上げられる上司」の中には、やや強引に部下を動かしいろいろな問題を生じる場合がありますし、部下の気持ちがだんだんと離れていき業績も下降線になるという場合も考えられます。
一方で「育成上手な上司」を考えた場合には、当然部下が成長しその成績が上がるからこそ育成上手と評価されるはずです。部下からの評判がよくても結果が出ないのであれば単なる甘い上司ということになるのではないでしょうか。
そう考えれば、「業績を上げられる上司」にチームの人材の棚卸をさせ、部下が自主的に行動できているか、チームとしてお互いが協力しあっているか、特定の人だけに頼り切った状態ではないかなど業績好調の中でも考えるべき課題を拾わせて下さい。そのうえでそれぞれの課題に対する対処のやり方を一緒に考え育成能力を強化させていくべきです。
部下のモチベーションが維持できなければ好業績は継続できないこと、部下それぞれが成長し力をつけていくことでチームの力が強化され自らの負荷も軽くなり、結果としてき幅広い視野でチームを見渡せるということで自身のマネジメント力が向上するということを教えて下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長