テレワークが増えて社内でのコミュニケーションが不足していると感じています。何かよい施策はありますでしょうか。
テレワークを導入すれば当然それぞれが単独で過ごす時間が多くなります。意識してコミュニケ―ションを取る時間を増やすしかありませんが、いたずらに全員が顔を揃えるミーティング回数を増やしたり、メール、チャットでのやり取りを頻繁にさせてもテレワークでの業務遂行のペースが落ちかえって効率性が悪くなります。
マネージャーと部下との1on1ミーティングやメンターとのやり取りなど個別のコミュニケーション機会とチーム全体での情報共有とを分けて考えることです。
社内で顔を合わせながら仕事をすれば、隣同士でちょっとした会話や疑問を投げかけることもできますが、テレワークでまったく同じようにするというのは無理でしょう。
無理にテレワーク比率を上げるのではなく、テレワークとオフィスワークとを組み合わせたハイブリッドワークで柔軟に対応していってはいかがですか。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長