心理的安全性を高めるためのOPQ施策はありますか?
良い方法があります。
上司と部下との1on1ミーティングで、上司が以下2つのことをやってください。
一つ目は、部下のOPQをフィードバックすること。フィードバックを通じて、部下の特徴を正しく把握し、その特徴を持ち味として生かせるよう業務上の工夫を部下とともに検討してください。部下の特徴を肯定的にとらえ、仕事と仕事の仕方、環境を部下に適したものにしていく姿勢を見せることが重要です。部下がありのままを受け入れてもらえると心から思えるようになったら勝ちです。
二つ目は、上司が自分のOPQを部下に開示すること。強みと弱みを説明し、現在の仕事にどのような影響を及ぼしているかを正直に話してください。つい強みを使った素晴らしい業績を誇示したくなるかもしれませんが、そればかりやったら逆効果です。弱みと困っていることを話すのです。上司にとっては苦痛だと思いますが、部下に対して進んで否定的な部分も含めて自己開示することが感情のつながりを強めると考えてください。
以上です。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員