技術系の特定の職種について母集団形成に苦戦している。特定の職種の母集団形成はどのようにすればよいか。
これはどの企業でも同じように苦戦しています。
母集団が理系と仮定すれば、医療薬学などを除いた場合毎年卒業して社会に出る人は4万人いませんし、そのうち技術者を目指さない人やその他の道を選ぶ人、学校推薦を考えると2万人台しかいないと思います。その中で建築だけ、機械電気だけ、IT、AIなど絞り込み、さらに学校自体の水準を勘案すればどの企業でも常に母集団が少ないというのは直ぐ計算できるはずです。
つまりはじめから少ないのだから母集団形成に苦戦するのは当然なのです。
技術系の特定職種に関しては待っていても母集団は作れません。
あらゆる手を使って採りに行く姿勢が必要ですし、コストもマンパワーもそれだけかかります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役