大学の推薦入学の比率が増えすぎて以前のような学校ごとの母集団形成では当社に合う母集団が作れなくなっています。これからどうやって効果的に母集団形成をすればよいのでしょうか?
御社に合う母集団を作ればよいのです。推薦入学の人が増えると母集団が作れなくなるということは、推薦入学の人は御社に合わない人材ということですね。
推薦入学者が御社で活躍できないことを合理的に説明でき、そのエビデンスが示せるということでしたら、「推薦入学者お断り」と表明してしまいましょう。物議を醸すこと間違いなしですが、採用差別でない限り、採用の自由は保証されています。
もし、推薦入学者が活躍できないことを合理的に説明することも、エビデンスを示すこともできない場合は、絶対に「推薦入学お断り」としてはいけません。なぜなら推薦入学者のなかに御社で活躍する人がいるからです。
効果的な母集団形成というのは、御社で活躍する人材が多く含まれるように応募者を集めることです。御社で活躍する人材がどのような人であるかを調査し、明確化することからはじめてください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員