「タイパ」というフレーズが流行っています。私の勝手な解釈では「タイパ」は意識高い系(ネガティブな意味)が好きそうなフレーズだと思うのですが、どういうイメージを持たれていますか?
「意識高い系」は悪口なのですね。どうもありがとうございます。もし、私がそう言われたら、今後は正しく悪口を言われていると判断します。
「タイパ」とはタイムパフォーマンスの略語、タイムパフォーマンスとは時間対効果のことらしいです。同じ時間でどれだけの効果が得られるかを表す概念。コストパフォーマンス、コスパのコストをタイムに変えたもののようです。私になりに考えてみるとこれは金利のようなものだろうと思います。年利1%と10%の金融商品では1年間で得られるリターンが異なります。金利10%のほうがタイパがいいね、と言ってみるとどうも使い方を誤っているような気もします。
ある人が同じ時間で行うパフォーマンスは常に一定ではなく、集中力によってパフォーマンスは変わると私は考えています。これが私がタイパに主体性を感じない理由です。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員