パーパス、ミッション、ビジョン、バリューは経営幹部候補の選抜や育成とどのような関係にありますか。
「パーパス、ミッション、ビジョン、バリュー」についてはすでにご存じだと思いますので説明は省きます。
パーパス、ミッション、ビジョン、バリューは、企業や組織の方向性や組織文化を示すものであり、経営上重要なものですから、経営幹部は当然その内容を深く理解し部下に伝えていかなければなりません。経営幹部の行う事業展開、人材戦略もこれらに基づいたものになります。
経営幹部候補の選抜においても、これらの考え方の価値観を理解できているか、また経営幹部として実現に向けて具現化できる能力、遂行する意欲があるか、継続的に部下や組織に浸透させていくことができるかこうした点が選抜や育成の重要な判断基準となります。
もっとも重要な点は、候補者の価値観が企業の価値観と一致しているかどうかでしょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長