社会の環境や変化が激しい今日、どんな仕事でも必要な能力はどのようなものとお考えでしょうか。
これについて自分はひとつ明確な答えを持っています。
能力と言えるかどうかはわかりませんがこれからを生き抜く力として「自分に対する厳しさ」が求められると思います。
毎日コツコツ能力を積み上げていく力などありますが、それら全部ひっくるめて「自分に対する厳しさ」が要求されます。
自分にあまっちょろい人はすぐ脱落します。経験からも断言できます。
ここ20年で大きくかわったことは○○ハラスメントという言葉が氾濫するように、良くも悪くも他人と深く接する事が困難になり、厳しく言われることも減ってきています。厳しく言われなくても分かる人はよいのですが、大半の人は叱られながらボーダーラインを作っていきます。長男より次男の方が叱られる回数が少ないのは叱られるボーダーラインを記憶しているからです。
今は誰からも叱られることなく成人する人もいるくらい温く育っています、それは良い面でもあり悪い面でもあります。
自分への甘さは成長を阻害します。
社会の変化に対応するためにも自分への厳しさは必要な素養の一つだと考えています。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役