OPQには関心がありますが、長年使っていた別テストの蓄積データが無駄になるのがもったいなく思います。うまく社内を説得する方法はあるでしょうか?
ご質問者様が蓄積データをもったいないと思っている間は社内を説得できません。OPQを使い始めることよりも先にやるべきことがあります。長年使っているテストのデータを分析、活用することです。そのテストデータの分析から、以下のインサイトが得られるかもしれません。
- 経営幹部の特徴
- 新事業を創造する人材の特徴
- マネジャーの特徴
- 各職種のハイパフォーマーの特徴
- 早期退職者の特徴
- 活性化しているチームに所属する人材特徴
- 事業部別の人材特徴
- 部門別の人材特徴
- 職種別の人材特徴
などです。
徹底的な分析と活用をすることで、現在のテストデータが自社の人事的な意思決定にどれだけの価値を提供するかがわかってきます。この段階でこのテストデータには利用価値があると感じるのであれば、現在のテストを利用し続けるべきです。もし、この段階でこのテストデータを廃棄することに対してもったいないと感じなくなったら、その理由を社内の人たちに説明し、OPQを利用してみてください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員