社員の能力開発や人事データの収集を目的に知的能力とOPQの受検を実施しました。OPQの結果はフィードバックしやすいのですが、知的能力で得点の低い人に対してはどのようにフィードバックするのが良いでしょうか?
どのようなテストを使用するかによってフィードバックは変わると思いますが、知的能力ができない事実をねじ曲げて「よくやった」のような表現は馴染みません。
代わりに知識レベルやスキルの向上に励んで貰えばよいと思います。
たとえば計数の知的能力テストの結果が多少低くてもITや英語のスキルが高ければ活躍の場はいくらでもあります。
反対の側面では知的能力が高すぎると概念性が高いことが多くチャレンジをしない人もいます。やる前から失敗を予測してやらない人です。
どのような結果もプラスの側面とマイナスの側面があります。フィードバックの際はそれを意識すると上手にできるようになります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役