社員の平均勤続年数を人事の効果指標としているのですが昨今の流動的なキャリアの気づき方を見るに、あまり適していないと感じています。どのように思われますでしょうか。
従来は効果指標のひとつでしたが、おっしゃるように流動的なキャリアパスが一般的になりつつありますので、平均勤続年数に重きを置き評価するのは、ずれが生じているかもしれません。
以下のような指標も加味してはいかがでしょうか。
社員のエンゲージメントや満足度を調査し組織全体の現状を測る。スキル獲得や成長性を感じているかをヒアリングし、それが成果や業績向上に結び付いているか検証する。柔軟な働き方を導入し、働きやすさとワークライフバランスの向上を図る。
こうしたアプローチを重ねることで社員の満足度や生産性を向上させる期待ができます。
また優秀な人材の定着性のアップにもつながります。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長