当社の採用に応募してくれる人は毎年20名程度です。適性検査を使う必要はあるのでしょうか?現状はひとりひとりじっくり面接することができます。
ひとりひとりじっくり面接する方針はこれからも続けてください。それ以上によい選考方法はないと考えています。
もし、今の採用方法でよい人を採用できているのであれば選考段階で適性検査を使う必要はありません。むしろ、内定者に適性検査を実施してフィードバックによる不安解消や意欲形成、入社後の能力開発に活用してください。さらに戦力化が早まり、定着性が向上します。
もし、今の採用方法に何らかの問題があるとお考えでしたら、選考時に適性検査を実施してください。適性検査結果を面接前に読み込み、仮説をもって面接してください。ひとりひとりじっくり面接すると、今まで以上に多くの深い応募者に関する情報が得られ、応募してくださった20名全員の持ち味を余すところなく味わうことができるようになります。
そして、採用選考のなかでひとりひとりに丁寧に適性検査結果をフィードバックしてください。このフィードバックは入社を促すためにやるのではなく、応募者のことを第一に考えキャリアカウンセリングとしてやってください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員