コラム

続・人事部長からの質問

2024/09/25Q.3962

女性社員のマネジメント登用前に気を付けるべきことを教えてください。

まずは前提として「女性社員」ということではなく、御社のマネジメント登用がその選考プロセスにおいて公平性、透明性があるものかどうかです。社員の採用から、配属、昇進昇格まで男女の区別なく、あくまで能力、適性にもとづいて判断するというコンセンサスが取れていますか。性別に関係なく一貫した評価基準が適用されているのでしょうか。
その上で、女性社員がマネジメントの役割を果たすために留意すべき点を考えましょう。

女性が働きやすい職場環境を提供するためには、産休、育休関連の制度整備やパワハラ、マタハラなどのハラスメント防止策などを実施する必要があります。
女性マネジメントの体験者が経験を共有し、ロールモデルとしての役割を期待できる人材を育成し、女性マネジメント登用に関して進捗を定期的にモニタリングして、改善策を講じて下さい。

女性マネジメントを定着させるには、会社に存在する無意識のバイアスを排除し性別による偏見を取り除く努力が必要であり、経営層が率先して重要性を示し、組織全体で多様性を受け入れる文化を醸成していくことが大切です。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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