ホールディングス(持株会社)がグローバルリーダー候補者に対して、研修を行っているが、事業会社としては、グローバルリーダー候補者に優秀な人材を取られてしまうという意識が働き優秀な人材を囲い込んでしまっている。
どうすれば、優秀な人材をプールできるようになるでしょうか?
「ホールディングスが優秀な人材をプールできるように」ということですね。
持株会社と事業会社の関係を考えれば、双方が連携してお互いの利益のために協力していかなればなりません。事業会社としてみれば、せっかく育成したグローバルリーダー候補者が持株会社に取られてしまうという感覚なのでしょうが、候補者からみた場合はどうなのでしょうか。事業会社でのリーダーシップの経験が持株会社でも生かされるとなれば、よりやる気になるのではないでしょうか。双方で統一したキャリアパスを提供し、定期的な異動も含め事業会社から持株会社に移ることが双方にとって優秀な人材の育成、引き留めに役立つということを理解してもらいましょう。将来的に持株会社から事業会社に戻る可能性があってもよいのではないでしょうか。
持株会社が事業会社に対して、優秀な人材が持株会社で活躍することが事業会社の成長や競争力強化につながることを説明し、双方が利益を得る状況を作り出すことで、囲い込みの意識を減らすこともできるはずです。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長
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