コラム

人事コンサルタントの視点

SHLが中国に上海オフィスを開設、ATAとパートナーに。

公開日:2010/04/06

このコーナーは、イギリスのSHLグループがお客様に向けて発信している様々な情報を、日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループのネット配信「SHL Global Newsletter」や広報誌「Newsline」、HPから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。
今回は、3月17日にプレスリリースされたSHL中国オフィス開設に関する記事をご紹介します。

職場における人材アセスメントのグローバル・リーダーであるSHLが、上海オフィスの開設、及び、ATAとのパートナーシップを発表しました。ATAは中国におけるコンピューターを使用したアセスメントサービスの先駆的なプロバイダーです。

Shanghai Office Opening

SHL香港・中国営業担当副社長クリス・フロスト氏は次のように述べています;『中国におけるATAとのパートナーシップによって、中規模から小規模の企業、および国有企業の経営者がSHLの世界的な人材評価ソリューションを活用できるようになるでしょう。SHLのソリューションは、顧客がビジネスや人の幅広い問題を解決することを支援します。例えば、最善の採用決定やリーダーシップ決断ができるよう管理職を支援する、能力開発を通じて社員がそのポテンシャルを十全に発揮できるようにする、組織の後継計画プロセスをサポートする、などです。』

SHL CEOディビッド・リー氏は次のように述べています;『オフィス開設とATAとのパートナー契約は、この地域に対する我々のコミットメントと、SHLが中国におけるビジネスパートナーとして選ばれるようになるという我々の決意を表しています。我々の第一優先事項は、中国における我々の顧客が継続的な業績向上を果たせるよう、適切な時に適切な場で適切な人材を持てるよう支援することです。』

一方、ATA社長ウォルター・ワン氏は次のように述べています;『ATAはSHLとの戦略的なパートナーシップを大切に思っています。2つの会社のユニークな専門能力が組み合わされることで、中国企業が、ローカルなリソースでサポートされた一流のアセスメントツールを利用できるようになると確信しています。ATAとSHLのパワーの組み合わせが、中国マーケットにおける人材アセスメントとHRマネジメントの著しい発展と業界の底上げに貢献できることを希望しています。』

SHLグループは中国に対して、これまで香港オフィスが対応していました。今回本土にオフィスを開設することで、中国におけるビジネスの本格的な展開が期待されます。また、パートナーとなったATAは1999年に設立された会社です。主に教育機関に対してのテストサービスや職業訓練、キャリア支援サービスを展開で大きく成長してきましたが、今後さらに産業界でのサービス提供強化を視野に入れているのではないかと考えられます。

うちわの話で恐縮ですが、昨年秋、グループのグローバルマーケットを担当する副社長が来日し、当社と情報交換しました。その時、帰りに中国に寄ってパートナー候補と打ち合わせをする、と述べていました。今回の記事で「このことだったのだな」と納得した次第です。

堀 博美

このコラムの担当者

堀 博美

日本エス・エイチ・エル株式会社

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