第31回産業・組織心理学会大会報告
公開日:2015/10/23
このコーナーは、イギリスのSHLグループがお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループの広報誌やユーザー向けネット配信、HPプレスリリースなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。
このコラムでも何度かご紹介していますように、SHLグループは世界各国で主に心理学関連の学会活動を積極的に展開しています。今回は日本エス・エイチ・エルの学会活動について最新情報をご報告いたします。
2015年8月29-30日、明治大学にて第31回産業・組織心理学会の年次大会が開催されました。この学会は『心理学分野の中でも、特に産業・組織にかかわる人間行動に特化した研究知見を生み出し、社会に還元することを目的として、』1985年8月に設立されました(http://jaiop.jp/syushi.html 会長挨拶より引用)。会員数は1000名を越え、様々な心理学関連学会の中でも特に応用に力点が置かれているため、実務家が多数参画していることが特徴です。
大会では口頭発表47件のほか、シンポジウム、ワークショップが行われました。(プログラムはこちら
http://jaiop.sakura.ne.jp/jaiop_admin/wp-content/uploads/2015/07/JAIOP-31-Program.pdf)
日本エス・エイチ・エルからは以下の口頭発表を行いました。
- 田中真理子・堀博美 「パーソナリティからの職場ストレス要因予測-高ストレス環境と周囲からのサポートがストレス反応・職務パフォーマンスに及ぼす影響」
発表後、専門学会ならではの活発な議論が行われました。
学会発表の目的は、弊社の知見を広く共有するためだけではありません。これらの活動によってスタッフがそれぞれの専門性を磨き、さらに質の高い商品やサービスをお客様に提供できるようになることが大切であると考えています。今回発表した研究は弊社アセスメントツールを活用したもので、新たな展開を示唆する内容だと筆者は感じています。今後にご期待ください。

このコラムの担当者
堀 博美
日本エス・エイチ・エル株式会社