コラム

人事コンサルタントの視点

コンピュータセンター社

公開日:2016/11/14

このコーナーは、SHLグループがお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主にグループの広報誌やユーザー向けネット配信、SHLが属するCEBブログやメディア発信などから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。
今回は採用場面での能力テスト活用事例をご紹介します。

会社概要

  • イギリスに本部を持つ独立系ITインフラサービス・プロバイダー
  • ヨーロッパを中心に約60カ国でオンサイトサービスを展開、また100カ国以上にITのハードウェアとソフトウェアを提供
  • IT戦略や最適なテクノロジーの導入について顧客にアドバイス

コンピュータセンター社のプロダクトビジネスは近年ますますコモディティ化しています。他社製品との最も大きな違いは、販売前と販売後に質の高いアドバイスやサービスをコンピュータセンター社が提供していることです。

コンピュータセンター社は、ビジネスの長期成長計画に合わせて継続的に顧客の要求を満たすために、営業サポートスタッフからシニア営業スペシャリストまで様々な役割の人材を採用しなければなりませんでした。

職務の成功に必要なコミュニケーションスキルと計数スキルを持つ営業職を見極めることが課題でした。

CEBのSHL Talent Measurement Solutionsチームがコンピュータセンター社と協力し、営業のそれぞれの役職に求められるコアコンピテンシーを定義しました。これによって各役職に能力テストのどのレベルが適切かが明らかになりました。書類選考の後、応募者はVerifyの言語能力テストと計数能力テストをオンラインで受検します。言語能力テストは文章情報を分析する力を、計数能力テストはデータを分析・解釈する力を測定します。テストはランダムに出題されるので応募者が同じテストを受けることはなく、よって受検者間でテスト情報を共有したりインターネットで正解が売り買いされたりすることはありません。

応募者が受検を完了したら、即時に結果がコンピュータセンター社の採用チームに届きます。テストで平均以上の得点をとった応募者が選抜プログラムの最後の部分、対面のコンピテンシー面接とVerificationテストに進みます。

Verificationテストは監督下で実施される短いテストで、最初のオンラインのVerifyテストを受けた人と後でVerificationテストを受けた人が同一人物かを会社がチェックできます。より上級の営業職に応募した人はアセスメントセンターを受けます。

採用選抜に能力テストを導入して以来、採用したスタッフの質とパフォーマンスが上がりました。

『SHLのVerifyテストは我が社の採用プロセスの標準化と改善に大きく貢献しました。選抜プロセスのかなり早い段階で、適切な言語と計数のスキルを持った質の高い営業職を正確に見極められやすくなりました。能力テストの結果を後で検証できるので、最初のオンラインテストを受けた人が、今、面接している人と同じ人物である、と安心できます。選抜プロセスにおける費用対効果と受検者体験が向上しました。』(コンピュータセンター社  プロダクト&顧客部門人事マネジャー Kayode odetoyinbo氏)

Verifyテストは多言語対応のオンラインによる能力テストです。現時点で26の言語で受検でき、27の言語で結果リポートを出力することができます。

堀 博美

このコラムの担当者

堀 博美

日本エス・エイチ・エル株式会社

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