外国人や外国人留学生を面接する際、注意すべきこと、確認しておいたほうが良いことはありますか。
通常の日本人の面接と基本的には変わりません。ただ外国人の面接の際には、こちら(採用する側)の外国人採用の狙いと目的を明確にしておく必要があります。特に初めて外国人を採用する場合に「外国人として日本人とは異なるミッションのもとで仕事をしてもらうのか、日本人と同様に仕事を覚えてもらいながら適性をみながら柔軟な配置を考えているのか」を決めずに面接を行うと相手側の具体的な仕事内容やキャリアパスについての質問に答えきれない場合が出ます。この辺りを不明瞭にしたまま採用すると入社後にミスマッチですぐに退職ということになります。
「日本でいつまで仕事を続けるおつもりですか?将来は自国に帰国して仕事をしたいですか?」こうした質問をしても相手の本音はわかりませんし、入社前は日本で働きたいと思っていた人も入社後に日本企業の雰囲気に馴染めず帰国することもあります。
お互いが、具体的な条件を提示しながら確認していくぐらいの進め方が大切でしょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長