役員に面接をしてもらっています。面接に同席してもテストを活用しきれていない気がしています。役員(特に50代以上の役員)に対してテストをより活用して理解していただくための効果的なアドバイス方法があればご教授願います。
無理にテストを活用しなくても良いと思います。
年配の役員の方には相応の経験や人を見る目があると思います(無い場合はテストの有無にかかわらず面接官に向いていない)。その現在持っている能力を面接において最大限発揮してもらえばよく、極端な話「勘」だけでもかまいません。
「勘」というとデタラメのようにも聞こえますが長い時間一線で働いて得た経験を元にした「勘」はデータなどで顕在化していない物を予測する能力として極めて有効な場合があります。
テストの活用は人事の担当者、または積極的に使用したい面接官にこそ利用してもらうべきです。テストの結果は正しい活用方を知っている人が利用することが大前提となっているので理に適っています。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役