業績が悪くリストラ(早期退職)の嵐の中で新卒採用の計画をしています。
応募者に(リストラを)ネガティブに見せない良い方法があれば教えてください。
「業績好調の時は新卒を積極採用→業績が悪化するとベテランを中心にリストラ→さらに悪化した場合は、新卒募集中止、若手もリストラ対象に」と応募者が悪い方に考えるのは避けようがありません。会社としては、リストラを実施後に確実に回復できることの道筋と理由を説明することしかありません。
但し、現在の事業の中でも強い分野に経営資源を集中して専念すれば業績回復が十分見込める場合に対象外の事業部分が切り離される(リストラされる)ことはよくあることです。
新卒採用者が将来性のある強い分野での配属を期待できるのであればそれほどネガティブには受け取らないと思います。むしろ既存社員からあがったネガティブな声が選考中の応募者の耳に入らないようにご注意下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長