一次面接の面接官をしています。今年の学生は言って良い事と悪い事の区別があまりにもついていない印象がありました。面接官となって日が浅いのでわからないのですが、学生の質は年によって変わるものなのでしょうか。それとも、当社の母集団形成の問題でしょうか。
応募者の特性が毎年大幅に変わるケースはほとんどありません。また、学生全体の質も徐々に変わることがあっても1年で極端に変わるケースはほとんどないでしょう。(戦争でもあれば別ですが)
気にされている点が言葉遣いなのか態度や姿勢なのかは解りかねますが、貴社の希望する応募者とあまりにもかけ離れている場合は採用広報を一から見直した方が良いでしょう。
たとえばナビなどに掲載されている情報から応募者が勘違いしている可能性があります。
また常識など極端に言えば一人一人異なります。日本ではなかなか気付きにくいので自分の枠で見てしまいがちですが「言って良い事と悪い事」などは文化によって大きく異なります。
それを能力としてみるか常識としみるかは貴社の判断ですが、必須の基準であるかどうかは十分な検討をする必要があります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役