面接の際、応募者に自己PRをして貰っていますが今ひとつ評価の方法が解りません。
世界一周のような他人と異なるようなこと、ボランティアのような社会への関心、学んできた専攻のこと、アルバイトの役割など様々なパターンがありますがどんなことを評価すればよいのでしょうか。
一般の面接でのやり取りでも自己PRを聞く場合も同じです。御社が採用面接に際してどの項目を評価するかを事前に決めておくことです。客観的基準の作成です。
例えば、ヴァイタリティや困難に対する耐性を確認したいのであれば、世界旅行体験でもボランティア経験でもアルバイト経験でも「その経験のなかで、困難にぶつかったことはありますか。どのようにしてそれを乗り越えましたか。」といったように質問をして下さい。
自己PRには、「趣味」「ボランティア」「アルバイト」「学業」などいろいろなパターンがありますが、それぞれの行動自体に評価の差があるのではなく要は学生がその経験を通じて何を得たかという中身です。
学生のPR内容に合わせて質問をするのではなく、こちらで確認したいポイントを決めておき、各面接官にもそれを伝えておいて下さい。そうしないと、同じような経験をした面接官は学生に対して好印象を持ち主観的評価をしがちになり全体の評価基準がばらばらになります。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長