コラム

続・人事部長からの質問

2012/12/18Q.1107

4、5年目といったこれからを期待していた中堅層の退職が目立つようになりました。離職を防ぐために、定期的に将来のキャリア面談の設置やメンターをつけることは効果がありますか?

産休明けなど退職の要素を限定できればメンターは有効だと思います。キャリア面談は定期的ではなく必要に応じてやらなくてはなりません。

これらは離職を防ぐための施策ではなく、仕事をする価値やキャリア形成の意味、人生そのものを考える上で重要なことです。

キャリア面談を自社でおこなう場合、その人の本当にやりたいことが自社で実現できないケースの際、別の進路を勧めることができなければ無理にやるべきではないとも思っています。
メンター制度でも同様のケースが起こります。
常に利害が一致するとは限りません。

自分がメンターやキャリア面談をする際は当社でその人の持っているキャリアイメージが実現できない場合、別の進路を勧めます。
会社にとってそれが損失でも会社という枠組みは各人の人生の中でたまたまの偶然の時間軸に志が一緒になった人同士が働く場でしかなく、主従でいえば人生が主で会社の中の時間は従でしかありません。
背任といわれればそうかも知れませんが、自分はそう教わってきたので変えることのできない思考の一つです。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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