当社は、全くのゼロから新しい技術・アイデアを生み出す人ではなく、今ある技術を組み合わせて新しい技術・アイデアを生み出す人を求めている。選考中、どのような観点で評価を行えばよいでしょうか。
ゼロから新しい技術やアイデアは生まれません。全て何かからインスピレーションを得て生み出されたものです。私の考えでは、ゼロから生み出す人も既存技術の組み合わせで生み出す人も同じイノベーション人材です。
コンピテンシー面接手法が有効です。自らの工夫や発想によって新しい何かを生み出した経験を確認してください。何に注目し、どう考え、どういったものを生み出したか、選択しなかった別の案にはどのようなものがあったかを根掘り葉掘り聞いてください。自分の経験を話していると確信が持てるまで情報をとってください。独自の視点で新しいものを生み出した経験があり、そのプロセスが適切であった場合は評価できます。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員