マネジメントする際、緊急度と重要度を考慮して、限られたリソースを配分していく事が求められると思いますが、「重要」とは何をもって重要と考えるべきでしょうか?
「重要度」は、各人のポジションによって異なるものです。
チームでの成果達成を求められるマネージャーであれば、チームとしての結果に繋がるかどうか。チームメンバーの今後の成長に繋がるものであるかどうかが、「重要度」の判断の基準になるのではないでしょうか。もちろん「緊急度」とも関連しています。
最優先事項は、緊急性が高くかつ重要性の高いものですが、大切なことは、この基準がぶれないようにすることです。
マネージャーは、日頃の上層部からの指示、命令を受ける際、あるいは自分が報告をした際に上層部(会社)が持っている「重要度」の基準が何なのかを理解しておく必要があります。そうでないと、上からの対応によって自分の「重要度」がコロコロ変わることになりメンバーからの信頼を失います。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長