どうしても主観的に評価してしまう。客観評価できるようになるためにまずどのような行動を取ればよいか。
人間ですから主観的であるのは仕方ないことです。主観が働いているからこそ主体的に生きて行けるのです。
面接において、他の面接官も納得できる評価とその根拠を提示することは重要なことです。しかし、客観的であることを最重要として単純な情報しか収集しなかったとしたら、それは本末転倒です。
人間の複雑さを短時間で捉えようとすれば、客観的なものさしでは限界があります。
それでも、自分勝手な判断をするまいと客観的視点を持とうとする質問者様の姿勢は評価者としてすばらしいものです。
客観評価の基礎は、観察→記録→分類→評価です。この工程を丁寧に行ってください。
悩みながら主観と対峙することが、優れた面接官への道なのです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員