技術系の学生を採用していますが研究内容を面接で聞く以外に何かユニークな選考をされている事例はありますか。
「ユニーク選考」とグーグルで検索するとたくさんの変わった選考方法が出てきます。独自の要件を合理的に評価している手法もあれば、主観的で間接的な手法で、妥当性、公平性の観点から首を傾げたくなるようなものも含まれます。
私はユニークな選考をねらうよりも、合理的な選考を行った方がいいと考えています。自社の求める要件を合理的に評価しようとした結果、他社ではあまり行われていないものになるのはよいことですが、選考においてはユニークをねらう必要はありません。
ニッチな専門技術を持つ某コンサルティング会社は、アルバイト社員として採用したエンジニアを教育し、必要な資格をとってもらい、一定の基準を満たした人のみ正社員登用しています。この会社にとって、この方法は優秀で定着のいい社員を採用するのに最も効率的な方法なのです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員